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HAマガジン

ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア

Vol8.大事なのは「Webが好き」という気持ち|ハタフルアカデミー講師・清水頌子さん

Vol8.大事なのは「Webが好き」という気持ち|ハタフルアカデミー講師・清水頌子さんの画像

ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア『HAマガジン』。
早いもので第8回目です!

2023年を締めくくる今回は、ハタフルアカデミー講師・清水頌子(ようこ)さんにお話を伺いました。

アカデミーでは講師として登壇していますが、本職はフロントエンドエンジニア。
Web制作全般の知識を持っている、株式会社ハタフル(以下、ハタフル)のブレイン的存在。

仕事についてはもちろんですが
「スマホの電源が勝手に落ちるんだけど、どうすればいいの?」
「おすすめのカレー屋さんある?」など、とにかく何を質問してもいい感じの答えをくれます。

清水さんは飲み会がきっかけで入社したというウワサもありますが、実際の所どうだったのでしょうか。本人に詳しく聞いてみました。

すべての歯車がかみ合ったと感じた

ーハタフルに出会ったきっかけは何ですか?

東京から福島に帰ってきて転職先を探していた時に、求人を見つけたのがきっかけです。

福島県内のWeb制作会社はひと通り調べつくしていたので、ハタフルを見つけた時は「私の知らない会社がまだあったんだ!」と思いました。

会社の立ち上げと自分のタイミングが合致したことで親近感もあり、期待半分で接触しました。

ーということは、ファーストコンタクトは面談でしょうか?

はい。リモートでのカジュアル面談でした。

ひと通り自己紹介を終えた後、臼井さん(社長)は私が須賀川の実家から面談しているのを知って。
「会える距離にいたなら直接会えばよかったね!」となったのは、今では笑い話です。

そんなこともあり、初めから近い距離でお話できました。

次に「クリエイター飲み会」。
当時からハタフルのファンって、結構たくさんいて。
飲み会に参加する頃にはハタフルの評判を耳にしていたので「この人たちと仕事がしたい」と気持ちは固まっていました。

そして飲み会当日。たまたま私のカバンに給与明細が入っていて。

お酒の力も借りてその場で臼井さんに見せました。「どうでしょう?私、行けますか?」って(笑)。
すると、臼井さんは「行けるよ」と。

その瞬間、すべての歯車がガシャンとハマったと感じました。

現在はその流れなのか、社内イベントや飲み会の一本締めもなぜか担当させていただいています。

「絵に描いた餅を食べられるように」コーディングは奥深い

2023年「こおりやま産業博」に参加した時の様子(一番右が清水さん)

ー社内ではリードエンジニアとして活躍されている清水さん。なぜフロントエンドエンジニアになったのですか?

私は最初からフロントエンドエンジニアをしていた訳ではありません
ハタフルの前に2社ほど就業していましたが、新卒で入った会社ではデザイナーとして入社していました。
しばらくはデザイナーの仕事をこなしていたのですが、残念ながら適性はなく…。

代わりにコーディング適性が開花し、コーダーの道に進みました。

デザインは答えがない仕事ですが、コーディングは正解があります。
それに向かって自分がどれだけやれるか。
そういう魅力にやってみてから気付いて、いつの間にかのめり込みました。

コーディングは例えるなら「絵に描いた餅を食べられるようにする」お仕事。
デザインで見たときに「ここがこう動いたらいいな~」というのが自分の手によって動くようになる。

どれだけエレガントに書けるか、心地よいと思えるアニメーションを入れられるかを追求する。それが魅力です。
思ったように動かせると気持ちいいです。

「心のお母さん」がたくさんいる職場

ーハタフルってどんな職場ですか?

新しいチャレンジを応援してくれる会社だと思います。
「こういうことをやってみたい」とボソッとつぶやくと、すぐ「やってみよっか」と言ってくれる。

技術って日進月歩で目まぐるしく変わっていくから、やりたいと思った時、すぐに挑戦させてくれる環境はありがたいです。

また、入社して一番感動していることは、技術的に悩んでいることを気軽に相談できる空気があること。

新卒で入った会社では、同じ職種の人がいなかったので孤独でした。
2社目はチームで仕事をしていましたが、技術オタクとしての新しい発見や感動を共有できる人は、あまりいませんでした。

ハタフルでもエンジニアを専任しているのは私一人です。
でもエンジニア職も兼任しているデザイナーさんたち、仕事は違えど私のパッションを受け止めてくれる社員の方々。私は「心のお母さん」と呼んでいるんですが。
ありがたいことに、そういう人たちがたくさんいます。

臼井さん自身が応援してくれる方であるのはもちろん、みんながいいものをつくることに全力で。
妥協しないために何でもする人たちが揃っています。
それでいて、のびのびと育ててくれ、いつも前向きにとらえてくれる。

3社目にしてようやく「思う存分やりたいことができている」と感じています。

エンジニア人生を掛けてやりたいことがある

ーこれからの夢や目標はありますか?

たとえ手が動かなくなったとしても、デバイスがあれば視線で端末を操作し、コードが書ける時代。
目指すは生涯現役です!

Webが私の世界を広げてくれたので、大きな目標としては、Web業界に何かしら恩返しをしていきたいと思っています。

あと、その手前の目標でいうと、数年前から「アクセシビリティ」に関心があります。
地方で頑張る仲間ができればいいなと思っています。

また、水面下で進めていることとしては、県内のデザイナーやエンジニア、動画編集者などのクリエイターが集まったDiscordによるコミュニティを立ち上げること。

ハタフルにあるような気軽に相談できる空気を、フリーランスや在宅の方など、相談相手がいない方にも広げたいと思っています。

私にとってコーディングは趣味の延長線にあるもの。
県内のクリエイターのレベルアップや活動の活発化を考え、一人のエンジニアとして個人的にやりたいと思っています。

Web業界で働くために必要なことは

ハタフルアカデミーでは、卒業生&在校生を交えた交流会も行っている

ーWeb業界の良いところはどんなところですか?

福島って田舎で、アニメが半年遅れだったりすることも。
でも、Webの世界を経由するとタイムラグがない。しかも、日本全国だけではなく、世界中とつながることができます。

私が興味を持ったきっかけはそこで、そこがいいと思います。

この業界で残っていく人って、「Webが好き」「面白いな」「私だったらもっと良くできるのに」という思いが強い人のように感じます。

だからやっぱり、好きな気持ちが一番大事

コーディングでつまづいてもいい。
ゆっくり間違わずに打ち込めば、必ずたどり着きます。

いま勉強中の方には、まずは自分の気持ちを大事に。焦らずにいて欲しいと伝えたいです。

ー最後に、これからWeb業界で働く方に一言お願いします。

相談できる人やコミュニティをひとつに固執しないこと。
そして、そういう場所がなければ外に飛び出すことが大事なのかなと思います。

それを気軽にできるのがWeb業界です。

いくつかのコミュニティに所属していると、誰かしらうまいやり方を知ってる人がいるもので。
たまに外のコミュニティの空気を吸って、誰かしら理解者を作っておくといいと思います。

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今回インタビューしたのは、ハタフルアカデミー講師・清水頌子(ようこ)さんでした。
ありがとうございました。

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