ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア
Vol.7 転職のぶ厚い壁を乗り越え、年収を100万円アップさせたヒント|卒業生・高梨一洋さん
目次
30代、未経験でも大幅に年収アップ
こんにちは!『HAマガジン』編集部です。
さて、今日もハタフルアカデミーの「人」を知り倒しまいりましょう!
7回目となる今回は、卒業生の高梨一洋さんです。
高梨さんは、Web関連とは真逆のアクティビティ業界からの挑戦。
実は高梨さんは卒業後、転職活動がなかなか上手くいかなかったそう。
しかし、ある気づきを得ることで、結果的に年収を100万円ほどアップさせる職業に内定をもらいます。
今回の記事には未経験分野からの転職の場合、どのようにすれば自分の強みが発揮できるかというヒントが描いてあります!
皆さんの参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
自分でキャリアを描くチャンスは「今しかない」
―これまでの職歴を教えてください
出身は猪苗代町です。
関西の大学に進学し、卒業直前の3月に東日本大震災が。
その頃から「福島のためになることがしたい」と考えていました。
卒業後は故郷に戻り、アクティビティ関係の仕事を10年以上経験しました。
―なぜ転職を検討したのですか?
まずは年齢的なこと。ハタフルアカデミーに出合ったのは、33歳の夏。
転職市場でひとつの目安となる「35歳の壁」が目の前に迫っているタイミングでした。
転職するなら最後のチャンスかなと思っていたその時期に、コロナウイルスが台頭。
加えて、ウクライナ問題が勃発。観光業は影響を受けました。
そして、長い間、変化のなかった社会が急に動き出したと肌で感じました。
これからは会社に依存するのではなく、自分主導でキャリアを描く時代なんだ。
新たなスタートとしてちょうどいいかもしれない。
という気持ちになり、「今しかない!」と妻に転職を相談しました。
―奥様の反応はいかがでしたか?
子供がいて家庭がありながら、30代で学びなおして転職。
当初、妻は不安があったようです。
なので私にできることは妻に一生懸命プレゼンして理解を得ること。
妻もフルタイムで働いているので、それまでは家事や育児を分担して生活していました。
これからスクールに通い始めたら、妻に負担をかけてしまうことになる。
協力を得るためには、納得してもらうことが必要不可欠でした。
そこで、「転職すれば土日も休めるようになるし…」などと力説したのを覚えています(笑)。
自分主導で仕事をすることが当たり前の世界
―ハタフルアカデミーに通って変わったことはありますか?
まずは、付き合う人がガラッと変わりました。
今までは体を使う「動」の業界にいたので、雰囲気がぜんぜん違うのは当然かと思います。
また、通っていて気付いたのはハタフルの方々はみなさん自分のキャリアを自分主導で動かしているということ。
フレックスタイム、ダブルワーク、リモートワーク…。
アカデミーに通いだしてから、仕事を自分事として考えている人たちがいて、この人たちにとってはそれが当たり前の世界なんだなと思いました。
それは、これまであまり考えたことがなかったこと。
でも、これからはそういうのがスタンダードになってくるんだな。
自分もそういう人でありたいと実感しました。
―勉強時間はどのように確保しましたか?
私は仕事をしながら通っていたので、勉強は平日の朝。子供が寝ている間にしました。
だいたい3時から6時くらいまで。
そして夜は子供と一緒に寝るというルーティーンでした。
6カ月間も続けられたのは、家族の協力があったからこそだなと思っています。
―ハタフルアカデミーに通ってみていかがでしたか?
ハタフルアカデミーはコミュニティが良かったです。
卒業生も在校生も参加できるイベントがあるなど、卒業してからも人と繋がれるところがいい。
人と人との繋がりを持てるのは、ハタフルアカデミーの強みだと思います。
うまくいかない転職活動。転機となったのは…
―転職活動はいかがでしたか?
実は卒業してから3カ月の間に、20社くらい落ちました。
ある時、面接官に「アクティビティの経験は希少性が高く、社会貢献もできる。地方創生に活かしてみては?」とアドバイスをもらいました。
そこで、改めて自分の強みを考えてみることに。
確かに転職活動では、既にスキルも実務経験もある人と競わなくてはなりません。
そうなってくると自分が差別化できることは、Web制作スキル+アクティビティ業界の経験。
そこが自分の武器だったのだと気づき、アプローチを変えてみました。
すると、福島の復興をお手伝いする会社への転職に成功!
確かに30代でゼロベースの業界への転職は難しかったです。
でも、Web業界ならキャリアアップを目指せる。それが自分を後押ししてくれました。
結果、年収で言えば、私は100万円程あがることに。
大変だったけど今は「やっと自分も自分主導でキャリアを描ける業界に仲間入りできた!」という思いでいっぱいです。
思い切って、ハタフルアカデミーで学んで本当によかった。
これからの夢や展望
―これからやってみたいことは?
現在、楢葉町で働き方改革や仕事づくりを推進したり、地方中小企業の活性化に貢献する仕事をしています。
自ら制作物を作る機会はありませんが子会社がIT系なので、エンジニアの方やWebデザイナーの方と仕事する機会があり、ディレクターのような仕事をしています。
私はハタフルが掲げている「地方の旗振り役」というコンセプトに、とても共感していて。
なので、いずれはアカデミーの卒業生が就職できるような、Web制作会社を作りたいです。
それまで今の会社で企業誘致や、人と仕事を結びつける業務を学んで、自分の経験にしていきたいです。
―これからチャレンジしたい皆さんに、ひとことお願いします
ハタフルアカデミーの生徒は、30~40代の方が多かったです。
その年齢だと必然的に家族との協力が不可欠。
しっかりと家族と話し合った上で、理解を得られたらぜひ飛び込んで欲しいです。
まずは自分の描いたビジョンを自信を持って家族にプレゼンしてみてください。
上手くいけば、リターンも大きいですよ。
今回インタビューしたのは、高梨一洋さんでした。
ありがとうございました。