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tentenコラボ『刺し子ワークショップ』開催レポート
こんにちは!コミュニティマネージャーの鈴木です。
2022年6月4日(土)に、福島への移住・転入女性を支援する「tenten」さんとコラボレートし、会津木綿に刺し子を行うワークショップを開催しました。
tentenは結婚やパートナーの転勤(ten)などで福島に移住・転入(ten)した女性が福島の暮らしの情報を発信するコミュニティです。イベントや講座、セミナーなども定期的に開催しています。
今回は「はじめての刺し子~会津木綿でコースターを作ろう」という内容でワークショップを開催し、ハタフルの社員、ハタフルアカデミーの受講生、その他ご案内を見て来てくださった方など、計12名の皆様にお集まりいただきました!
そもそも「刺し子」ってご存知ですか?
「刺し子」という名前を聞いたことはありますか?
寒さが厳しい東北地方では、寒さをしのぐためにいろいろな知恵があります。その1つが刺し子です。
縫い目を活かした様々な模様が生まれ、家庭円満や子どもの成長などの思いが込められています。
まずはtentenさんから「刺し子」のご紹介
一般社団法人tentenの代表理事 藤本菜月さんと、tentenモノづくり担当スタッフ 坂上聖織さんを講師としてお招きしました。
まずは「刺し子」の歴史や刺繍の柄に込められた思いなど背景を学んでいきます。東北には様々な刺し子が存在しますが、今回刺繍するのは会津の南郷刺し子。半纏に数種類の文様を美しく刺した「刺し子半纏」を作るのが特徴です。
また、刺し子の柄には色々な思いが込められているものと、身の回りの植物などをモチーフにしたものがあります。今回のワークショップでは杉の木をモチーフにした「杉綾柄」を描きます。
刺し子の4つのポイント
刺し子をきれいに仕上げるには4つのポイントがあります。
- 針目の大きさは表2~3:裏1の割合で!1:1だと模様がすかすかになってしまいます。
- できるだけ針を抜かずに一気に刺す!一目ずつ針を抜くとどうしても曲がった縫い目になってしまいます。
- 針を抜いたら、縫った部分をしごいて布のつっぱりを伸ばす!布がつっぱったままだとシワシワなコースターになってしまいます。
- 交点は縫い目が重ならないように!交点が重ならないようにすると規則正しい模様に見えます。
それではいよいよ縫ってみましょう!
先生に対して6人ずつ、2つのグループに分かれていよいよスタートです!
キットには線で絵柄が引いてあるので、線に沿ってちくちくと縫っていきます。1本の線に対し、針目の数をそろえるのがポイント。そうすると見た目が美しい刺繍になります。
針目の数を意識しながらひたすらちくちく進めていきます。ちなみに会津木綿には表裏がないそうで、どちらを縫っても大丈夫とのことでした。
最初に縦の線を縫い、その後斜めの線を塗ったら表が完成!シンプルに見えますが、ここまで1時間ほど時間がかかっています。
裏には同じく会津木綿の別布を使用し、1周ぐるりと縫い、ひっくり返せば完成です!
あたたかみのある、かわいい杉綾柄の刺し子コースターが完成しました!
最後に
今回私も「刺し子」というものを初めて体験しましたが、無心になってちくちくと進める作業はとても楽しく、コースターとして完成形になると愛着もひとしおです。コースターは会社で大事に使っています。
ハタフルとしても、ハタフルアカデミーとしてもワークショップは初めてでしたが、休日にも関わらず多くの方に集まっていただき、業種や年齢を超えて話も弾み、人生相談が始まったり(笑)1つの体験を通して普段はない交流が生まれたことをとてもうれしく感じております。
ご参加いただいた皆さま、講師を務めてくださったtentenのお二人、本当にありがとうございました!定期的にこのようなイベントを開催できればと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
プロフィール
共同企画運営:tenten
tentenは、結婚やパートナーの転勤(ten)などで福島に移住・転入(ten)した女性が、ヨソモノ目線で、福島の暮らしの情報を発信するWEBサイト、コミュニティ。移住・転入後も孤独に陥らないように、いち早く福島で楽しい生活を送れるように、仲間づくりや地域のことを学ぶイベントやワークショップも開催しています。
公式Instagram:@tenten.fukushima