ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア
Vol.1 主婦だった私が半年間勉強してフリーランスになった話|卒業生・渡部雅絵さん
目次
ハタフルアカデミーの99%は人である
始まりました新企画『HAマガジン』。
Webと人って相反するイメージがありますよね。でも、運営する人、教える人、受講する人…そこには必ず「人」がいる。HAマガジンは、ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディアです。
第1回目となる今回は、現在福島県内で活躍するフリーのWebデザイナー渡部雅絵さんにインタビューさせていただきました。渡部さんは、ハタフルアカデミー一期生(2022年4月生)です。
3人の子供を育てながら、ふと考えた「自分の将来」
20代後半で結婚してから約10年間、専業主婦だった渡部さん。3人のお子さんに恵まれ、忙しくも充実した毎日を過ごしていました。末の娘さんが幼稚園に入り、自分の時間が少しだけ持てるようになったタイミングで「この先どうしよう?」と自分のことを考える余裕が生まれたそう。
長く専業主婦だった渡部さんですが、どのような経緯でフリーランスに転身したのでしょうか。
ー未経験のところから、なぜWebデザイナーになろうと思ったのですか?
少しずつ子供が手離れしてきたので自分のことを考える時間ができて『私の好きなことは何かな』と考えた時、20代の頃に独学でホームページ作りをして挫折したことを思い出したんです。そこで、県内の大学で開催しているWebデザインの基礎を学ぶカリキュラムを受講することにしました。
3カ月に渡ってITの基礎を学びましたが、そちらでは本当に学びたかったホームページづくりの部分はほとんどやらず。おすすめされた本を見ながら自分で色々やってみてという感じでした。結局1年くらいかかって、なんとかホームページが完成。孤独の中つくりあげて、すごく大変だったのを覚えています。
でも、本当に仕事になるかな?と疑問を感じていたある時、福島県内のWeb制作会社(株式会社ハタフル)がWebデザイナー養成スクールを開校するというのをX(旧Twitter)で知りました。もっと学びたい!と、思い切って申し込みました。それがハタフルアカデミーとの出会いです。
「おかわりコース」が欲しいと思うくらい楽しかった
―子育てしながらの新たなスタート。勉強時間はどのように捻出していたのでしょうか?
子供たちのいない平日の日中と夜寝静まってから勉強していました。だいたい1日6時間くらい。ハタフルアカデミーでは120時間の動画授業があるので平日はそちらを視聴して勉強。土日は今まで通り家族との時間を過ごしていました。
ーハタフルアカデミーのカリキュラムは半年間ですが、子育てとの両立はいかがでしたか?
大変だったというよりも、楽しかったです。実際、「もっと学びたいので、おかわりできますか?」と言ったくらい(笑)。好きなことだったからできたんだと思います。
特に良かったのは、月に2回の対面授業。みんなの考えやプレゼンが聞けたり、自分の足りないところを指摘してもらえたり。授業に行くのがとても楽しみでした。
卒業してからはハタフルアカデミー主催の交流会などで、別の期の方々ともつながることができて。今では一緒にお仕事をしたりと交流が続いています。
ブランク10年!専業主婦からフリーランスに転身
ーフリーランスを選んだのはなぜですか?
Webデザイナーの仕事は未経験だし年齢的にも今から、正社員は難しいのではというのが一つ。もう一つは、子育てしながら自分のペースで仕事がしたいというのがありました。
子供の発熱で一度だけ打ち合わせを急遽、Zoomに変更してもらったことがありますが、うちの場合ある程度の年齢になったので体も丈夫になってきて。その点も心配することなく仕事に取り組めています。
ー卒業後半年で受講料がペイできるくらいの売り上げが上がったという渡部さん。お仕事はどのように受注しているのですか?
Instagramで仕事用アカウントを作ったので、そちらを見てくださった方から「話を聞いてみたい」とご連絡がくることが多いです。そして、そこから口コミで広がったり。現在はチラシやパンフレットなどの紙物はもちろん、チームでつくりあげるような物のAP制作ととして携わることが多くなってきました。
ーお話しているとディレクション部分の能力の高さが感じられる渡部さんですが、ビジネス書などを読んで勉強されているのでしょうか?
授業でプレゼンがありましたが、元々そういうのは苦手で…。鈴木さん(ハタフルアカデミーのコミュニティマネージャー)や講師の先生がやっているのを真似しています(笑)。すごく色々教えてもらったので。後は、みんなの意見をまとめたり、全体の進行を考えたりすることも増えてきているのでコミュニケーションは大事にしています。
私が働いていたのは10年前だったので、今はGoogleやスラックなどで仕事を共有できたりと世の中が変わっていたのは衝撃でしたね。若い人たちの仕事の仕方を見て新鮮で面白いなと思うし、これからも色々覚えていきたいなと思っています。
「夢を叶えたんだね!」そして、新たなチャレンジ
中学校の時の同級生に会った時「今なにしてるの?」と聞かれ、Webデザイナーだと応えたら「すごいね!夢叶えてるじゃん!」って言われました。その言葉で『そういえば昔、デザイナーになりたいと言っていたな』と思い出しました。今は自分の得意なこと、好きなことをやって夢を叶えられたんだなと実感しています。
ーこれからチェレンジしたいことはありますか?
福島県から、女性のための企業コンサルタントをやってみないかとお話をいただいています。これから起業したいと思っている女性の応援ができたらうれしいなとチャレンジさせていただくことにしました。
また、私はWebデザイナーですが、時には文章力を求められることもあります。ちょうどハタフルさんでライター講座(2023年9月開催)を開催するとのことなので、そちらにも参加し、多角的にレベルアップしていきたいと思っています。
ー未経験でフリーランスを希望の方にアドバイスをお願いします。
フリーランスというと何となく難しそうですが、私は「やってみよう」という気持ちだけで始めました。未経験だったからこそ、先入観がなく突き進めるところがあります。いただいた仕事を丁寧にやればそれが評判を呼んで、少しずつ仕事が増えてきます。なので、もし二の足を踏んでいる方がいるなら恐れずにやってみて欲しいと思います。
今回インタビューしたのは、渡部雅絵さんでした。
ありがとうございました。