ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア
Vol.6 グラフィックデザイナーからWebデザイナーへの転身|卒業生・Aさん
在宅ワークでキャリアと子育て、両方を諦めない
お待たせしました。
ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア『HAマガジン』。
6回目となる今回は、卒業生のAさんをご紹介します。
Aさんはハタフルアカデミーの2023年1月生。
卒業から5カ月経った今、フリーのWebデザイナーとしてバリバリ働いています。
一方でプライベートでは2歳のお子さんを持つ一児の母。
なぜフリーランスを選びWebデザインの世界に飛び込んだのでしょうか。
じっくりお話を伺いました。
結婚~子育てに伴って退職。何もしていない不安
―これまでの職歴を教えてください
美術系の大学を卒業後、広告代理店で10年近く働いていました。
チラシやポスター・パンフレットなど、印刷物のデザイナーでした。
務めていた会社にはWeb部門もありましたが私はグラフィック系。
Webチームとはほとんど関わることはありませんでした。
転機となったのは、結婚して子供が生まれたことです。
それまで住んでいた福島市から夫の実家がある郡山市に引っ越し。
それに伴って会社を退社しました。
―出産、育児を経て現在お子さんが2歳。フリーランスを選んだのはなぜですか?
仕事をしていないと、何もしていないことが不安になってきて…。
ブランクも伸ばしたくない。
空いている時間を活用できないかと思ったのが始まりです。
フリーランスなら時間に縛られずに仕事ができそう。
収入を得て、育児もできるスタイルが理想だなと思いました。
でも、チラシを入れる企業は減ってきている現状があって…。
グラフィック系のスキルだけだと、できる仕事に限りがあると感じました。
そこでスキルアップを検討。「Web系もできるようにして、自分の武器を増やしてから在宅ワークに挑戦しよう!」とハタフルアカデミーに通うことを決めました。
家にこもりっぱなしの育児生活が一転
―小さいお子さんを抱えながら学び直し。思い切りましたね!
正直、結構迷いました(笑)。育児だけでもいっぱいいっぱいなのにって。
しかもお金も掛かることだし。
最後までやりきれるかな?と思いながら相談会に行ったのを覚えています。
もしこのタイミングでやらないと、結構先になっちゃうな。
やるなら熱があるうちにやるぞ!という気持ちでした。
―どのように育児と両立して勉強しましたか?
もともとハタフルアカデミーを勧めてくれたのは夫でした。
夫も同じような業界にいて、臼井さん(ハタフルアカデミー代表)のTwitterをフォローしていて。
それで子供のことは、スムーズに協力してくれました。
私は子供が寝ている夜に2~3時間ほど、毎日ちょこちょこ勉強。
「夜は勉強の時間。自分の時間」だと思うと、楽しかったです。
―ハタフルアカデミーに通ってどんな変化がありましたか?
県内で学べて、対面授業があるというのが入学の決め手でもありました。
いざ対面授業となると最初の頃はいつも緊張。でも、そのうち楽しみになって。
家にこもりっぱなしの生活に少しずつハタフルアカデミーが入ってきて、自分の時間ができたのは大きな変化でした。
また、同期の皆さんとの交流で、日常に張り合いみたいなものができて。
外とのつながりが作れて気持ちに余裕が生まれました。
アカデミーを卒業するという目標ができたのも良かった点でした。
自宅保育と在宅ワークの両立
―卒業後はどのように活動していますか?
今は子どもの保育園が決まっていない状態で、どうしても家庭でみる必要があって。
日中は子どもと過ごしています。
仕事は開業届を出して、扶養の範囲で働くように調整しています。
夜を中心に2~3時間ほど。
たいだい時短のパートで働いている人くらいの月収かなと思います。
―お仕事はどのように受注していますか?
通常、毎日やっているのがクラウドソーシングの仕事。だいたい6、7割です。
パッケージをつくって、サービスを構えて受注しています。
クラウドソーシングは今のところWebの求人の方が多い気がします。
残りの3、4割はハタフルアカデミーからの依頼。
やっぱり会社が制作会社である点や知っている担当者の方からの依頼だという安心感があります。
見積書、請求書の作成など、質問していいのか迷うような基本的なところから聞けるので、初めてフリーランスで仕事する方からすると、とてもありがたいです。
いつか夫婦で仕事ができたら
―今後の夢や展望はありますか?
まず子育てを中心に考えると、今後も自宅で仕事ができた方が良いと思っています。
万が一、何かあってもすぐに対応できる体制というか。
大きくなるまではなるべく子供が帰ってきた時に家にいてあげたいです。
あとは夫も同じ業界なので、そのうち夫婦で一緒に仕事ができたらいいなと思っています。
―グラフィックデザイナーからWebデザイナーに転職。違いはどんなところですか?
コロナ禍を経験し、リモート勤務できる会社も増えてきました。
でも印刷物は色味を実物で確認する必要があるので、紙系の仕事でリモート勤務は難しい。
その点は紙とWebの違いなのかなと感じています。
一方でWebデザイナーの仕事は、時間も場所も問わない。
また、PCひとつで修正がきくので、数値を見ながら改善して、長期的に育てていく点も違っています。
制作物の向こう側にいるユーザーをより感じられるのがいいところです。
なので、グラフィックデザイナーの方には「グラフィックできるならWEBもやってみたら」と言いたいです!
紙の需要はこれからもなくならないと思いますが、せっかく技術があるなら、さらに表現の方法を学んでみてはいかがでしょうか。
新たなチャンスが広がっていくと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。