ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア
Vol.12 「いつか・そのうち」を「今」に変えた!サービス業から現役デザイナーへの転身|卒業生・中野祐太さん
こんにちは!
ハタフルアカデミーの「人」を知り倒すメディア『HAマガジン』編集部です。
今回インタビューしたのは、サービス業から転職に成功した卒業生・中野祐太さん。
30代でハタフルアカデミーの門をたたき、卒業後なんと、2社目のエントリーですぐに内定をもらえた人物です。
「未経験から異業種への就職って、ある程度時間が掛かるもの」と思ってしまいますが、中野さんはその常識を見事に覆してくれました!
では、一体どのような流れでデザイン業界を目指し、就職を勝ち取ったのでしょうか。
じっくり最後まで読んでいただき参考にしてもらえたらうれしいです。
ポップやメニュー表を「Word」で作っていた日々
―まずは自己紹介をお願いします。
34歳、一児の父です。ハタフルアカデミーには2022年の8月から通っていました。入学当時はホテルの飲食店でホールスタッフをしていました。
―それまでデザインに関することは何かしていましたか?
お店のメニュー表やポップを作っていた程度です。作ると言っても、イラストレーターの存在も知らなかったのでExcelとかWordで(笑)。
―デザインソフトを使わずにやっていたんですね!それはできることが少なくて、なかなか大変でしたね。
知識もなにもなかったので。そのうち、パワーポイントを使い始めてっていう感じです。でも作っていて、ちょっと変だよなと感じていて。独学では時間もかかるし、もっと専門的に学びたいと思うようになりました。
―なるほど。それがハタフルアカデミーに通い始めたきっかけですか?
そうですね。もともと絵をかくのがすごく好きで、その延長でデザインへの興味があって。でも、いろいろ探してはみたけど、福島県でデザインに関する何かってなかなか見つからなくて…。
そんなある日、SNSを見ていたらハタフルアカデミーがでてきたので挑戦してみようと思いました。
同期と共に好きなことを学ぶ喜び
―卒業後はデザインを仕事にしようと考えていましたか?
正直そこまでは考えていなくて。もしかしたら勤め先で何か役に立つかな?くらい。今、自分にできることを増やすというか。スキルアップの一つとして考えていました。当時は就職や副業なども、まるっきり考えていませんでした。
―“スキルアップ”として考えると、受講費用は割と勇気がいる金額だったのでは?
いりました!
でも受講し始めてからすぐ、転職しようかなという思いがぼんやりと湧いてきて。
「遠い未来に」と考えると、それほど苦になる金額ではなかったです。「いつか」「そのうち」仕事にできるように、今やっておこうという考えに代わりました。
―6カ月間を振り返ってみていかがでしたか?
私の同期はみなさん女性ばかり。なので対面授業は最初は緊張したりもしました。徐々に慣れて仲良くなっていくとデザインについて相談し合ったりできて、授業がさらに楽しくなりました。授業は“新しい物を毎回吸収できている”と感じられるもので、とてもよかったです。
―中野さんのクラスは本当にみんな仲が良いと聞いています。
そうですね。最初から「皆さん一緒にがんばりましょう」という雰囲気で。ラッキーだったなと思います。一緒に頑張っている人がいると、モチベーションも上がるし、勉強しやすいっていうのがありました。
―大変だった点はありますか?
ほとんど皆さんそうだとは思うんですが、知識がゼロの状態から始めるので、そもそものソフトの使い方とかはちょっと苦戦しました。
でも一番はやっぱり時間の管理。私の場合はサービス業だったので、土曜日の対面授業に参加すること自体、なかなか難しかったです。
―お仕事との兼ね合いが難しかったですよね。勉強時間はどのように確保していましたか?
朝出勤して20時頃に帰宅。子供のごはんや寝かしつけをしてから勉強する感じでした。個人的に自分は遅れていると感じていたので、22時から2時くらいまで毎日。1日3〜4時間くらい行っていました。
逆に、休みの日は頭が働く午前中にバーッとやって、午後はお休み。好きなことを学んでいるのは楽しかったので、本当は仕事が休みの日は一日中やれるなと思っていたくらいでした。
求人チェックと実績作りをマメに行う
―転職活動について具体的に教えてください。
2023年1月にハタフルアカデミーを卒業。実際に就職が決まったのは1年後だったんですが、その間ずっと転職活動をしていました。
―求人を気にして見ていたのでしょうか?
そうですね。でも、常にチェックはしていたけど忙しさもあって応募まではしていませんでした。ここがいいなと、目星をつけるくらい。
―エントリーではなく、情報収集をしていたんですね。ちなみにどこで求人を見ていて、何社くらい受けましたか?
手ごろなところでIndeedやWebのハローワークで見ていました。エントリーした企業数は2社です。
―すごいですね!2件中、1件が決まったんですね。どちらも制作会社ですか?
はい。書類、一次、二次までやりました。提出したのは履歴書、職務経歴書。ポートフォリオです。ポートフォリオには自分で今まで作ったものを見繕って出しました。
―エントリーするまでの1年間でご自身で何か作っていたということですか?
そうです。illustratorを契約していたので、時間のある時にちょこちょこ作って練習したり。あと、会社でメニュー表を作ったりしていたのでそれを載せていました。
―未経験から2社目で転職ってすごい快挙だなと思います。どのあたりが評価されたと思いますか。
どうなんでしょう…。職務経歴書にハタフルアカデミー卒業と書いています。あと、面接の時にデザインが好きだという気持ちを熱く語りました。
―余談ですが中野さんが内定をもらった会社。実はハタフルと取引があるようで。いずれ中野さんとコラボして一つの物を作る…なんていう機会があるかもしれませんね。
そうなんですね!私がWebデザインをハタフルアカデミーで学んでいたのは上司も知っていて。もしかしたら、そのうち一緒にWebを…というのもあるかもしれないですね。
まずは自分にできることからやってみる
―現在はどのようなお仕事をされていますか?
内定をもらったのは市内のデザイン事務所。今はそこでグラフィックデザインを中心にやっています。
現在は入社2カ月目で使用期間中ということで、会社から出された課題をこなしています。その合間にクライアントの名刺を少し作っている感じです。
―配属は紙物の方になったんですね。事前に面接でそのような話があったんですか?
求人募集がグラフィックデザインの方でした。Web部門もあったんですが、そちらはディレクター。
今後、Webデザインもやりたいという気持ちの上で、まずはグラフィックデザインから始めようと応募しました。
―入社してみていかがですか?
34歳にして、まったくの未経験で畑違いの職場にきたので。新しい職場とのギャップや今までの常識との違い。そこに慣れるまでは最初は大変かなと思います。
けど、やりたかった仕事だからとても充実しています!未経験なのでわからないことがたくさんあって、周りに迷惑かけているところは心苦しいところではありますが。あと、通勤時間が今までの半分に、土日も休みになったので家族と過ごす時間が長くなりました。
―未経験であることを理解しての採用なので、焦らずに積み上げていってくださいね。
色々吸収して、素早くかたちにできるようにがんばります。
―今後の目標などはありますか?
この業界のゴール、先はまだあまりよくわからないのですが。いつか独立することに憧れはありますね。
―独立がその先にあるのならば実践に勝るものはないですね!
そうですね。まだ仕事の流れがまったくわからない状態で。こんな感じなのかと、日々学んでいるところです。まずは会社に勤めて、現場の流れや役割分担なども勉強していきたいと思っています。
今回インタビューしたのは、卒業生・中野祐太さんでした。
ありがとうございました。